サンスターグループはこのほど、南昌江内科クリニック、南糖尿病臨床研究センターとの共同研究により、⻭間清掃習慣や⻭の保持が⾎糖値の安定と関連することを突き止めたと発表した。
研究グループは、15本以上の天然⻭を持ち、クリニック通院中の2型糖尿病の104人を対象に、2020年10月~21年12月の期間、横断的研究を実施。腕装着型センサーによる14⽇間のCGM(持続⾎糖測定)、⾎液検査、⼝腔衛⽣に関する調査を行って、これらの関連性を調べた。
その結果、⻭科受診の頻度が⾼いほど、HbA1c・空腹時⾎糖値・BMIが低く、⻭みがき頻度が⾼いほどBMI・⾼感度CRP・尿中アルブミン/クレアチニン⽐が低いことがわかった。また、⻭間清掃頻度が⾼いほど空腹時⾎糖などが低かった。
週3回以上の⻭間清掃習慣がある⼈では、習慣がない人と⽐べて、空腹時⾎糖値やHbA1cが低く、CGM指標でもTIRが⾼く、GMIが低い値を⽰した。24時間のCGM測定値でも明確な差が認められ、性別・年齢調整後の解析でもそれらの項⽬に有意差があった。
⻭の数が20本以上ある⼈と20本未満(15~19本)の⼈を⽐較した場合、24時間を通じての⾎糖(CGMのグルコースの値)に明確な違いが見られた。20本未満の⼈は全体の約1割と少数だったが、⾎糖変動と強い関連性があることがわかったと報告している。
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