森永乳業は3月25日、ブラジル国家衛生監督庁(ANVISA)から、「ビフィズス菌BB536」「ビフィズス菌M-16V」「ビフィズス菌M-63」の3菌株を組み合わせた原料について、ブラジル国内で販売する一般食品に使用できる承認を受けたと発表した。
ブラジル国内で新たに菌体などの原料を含む食品を販売する場合、輸入品・国産品ともにANVISAから使用承認を得る必要がある。同社では、承認を受けたことから、3菌株を組み合わせた原料をサプリメントやヨーグルトなどの一般食品に原料として使用できるようになった。
また、ブラジル国内で今回の3菌株を組み合わせた原料を使用する一般食品については、4歳〜18歳を対象としたヘルスクレームとして、「胃・腸」のケアに関する表示が可能となる。
今回の承認により、使用できる菌株とヘルスクレームが追加されたことで、急成長するブラジルのプロバイオティックサプリメント市場で菌体事業を強化する方針だ。
現在のところ、ANVISAから使用承認を受けたビフィズス菌を保有する日本企業は、同社のみという。
コメント