政府は6月8日、「2021年版消費者白書」を閣議決定した。白書は、健康食品・化粧品の定期購入トラブルに関する消費者相談が増加し、20年に過去最多となる約6万件に上ったと報告している。
定期購入トラブルの相談件数の推移は、17年が1万7,027件、18年が2万1,980件、19年が4万4,756件と増加し、20年には5万9,172件に達した。商品別で見ると、「健康食品」が3万9,261件、「化粧品」が1万8,485件、「飲料」が1,426件となった。
相談者は中高年女性が多く、40代女性が9,531件、50代女性が1万1,334件、60代女性が6,569件だった。
(木村 祐作)
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