（国研）医薬基盤・健康・栄養研究所は5月19日、「朝鮮人参（オタネニンジン）」などの4素材について、新型コロナウイルス感染症の予防効果が確認されていないとの調査結果を公表した。新型コロナの予防効果を標ぼうした広告が見られることに対応した措置だ。
4素材は「朝鮮人参」「5-アミノレブリン酸（5-ALA）」「柿渋」「チャーガ」。文献調査を実施したところ、4素材ともに、新型コロナをはじめ、インフルエンザなどに対する予防効果を検討した研究成果はなかったという。
コロナ禍の下で「風邪やインフルエンザに対して予防効果があれば、新型コロナウイルスにも効果がある」といった間違った情報が流布されていることを受けて、同研究所では今回を含めて42素材の調査結果を公表している。
（木村 祐作）
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