ファンケルはこのほど、原子間力顕微鏡を用いて、線維芽細胞が作り出したコラーゲン線維の質の1つである「柔軟性」の評価法を世界で初めて開発したと発表した。さらに、今回開発した評価法により、コラーゲン線維に紫外線が当たるとコラーゲン線維が変形し、柔軟性が失われることを確認したとしている。
コラーゲン線維の形状や量だけでなく、コラーゲン線維そのものの柔軟性が、皮膚の弾力性の維持に関わるのではないかという考えの下、研究を行った。
皮膚の線維芽細胞を数日間培養してコラーゲン線維を作り出し、そこに紫外線(UVA)を照射した時のコラーゲン線維の形状を観察した。
その結果、紫外線を照射することで、細かいコラーゲン線維が消失し、コラーゲン線維自体が太く湾曲化することがわかったと報告している。
同社では、今回の研究で得られたコラーゲン線維の柔軟性を評価する方法は、肌本来の機能を高めるコラーゲン研究で大きな進化と位置づけている。
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