コラーゲン線維形成に素材を添加するタイミングが関係

食品/飲料

 ロート製薬は4月23日、コラーゲンペプチドやビタミンCといった素材を添加するタイミングが、コラーゲン線維の形成に影響を与えることを確認したと発表した。

 アミノ酸・ペプチド(CompA)、ビタミンC、ミネラルなどを含む成分(CompB)、AB同時添加、AB前後添加によるコラーゲン産生能について、培養上清中のプロコラーゲン量を指標として比較した。

 その結果、ビタミンC単独と比べ、ビタミンCとミネラルなどを含むCompBは、プロコラーゲンの産生を有意に促進した。さらに、CompAとCompBを同時に添加した条件(AB同時添加)では、最も高いプロコラーゲン産生量が確認されたという。

 肌のハリに直接的に関与するコラーゲン線維量についても、免疫蛍光染色法を用いて評価した。

 その結果、CompBはビタミンCと比べ、より多くのコラーゲン線維が形成され、ミネラル成分が線維形成促進に寄与することが示唆された。CompA単独の場合、線維形成はほとんど認められなかったが、CompBとの前後添加により、線維形成が大きく促進される相乗効果も確認したと報告している。

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