コーセー、「グリチルレチン酸ステアリル SW」の美白効能で承認取得

「食」の機能性

 (株)コーセーはこのほど、丸善製薬(株)との共同研究により、「メラニンの生成を抑え、しみ・そばかすを防ぐ」効能を持つ成分として、厚生労働省から「グリチルレチン酸ステアリル SW」の承認を取得したと発表した。

 同成分は、甘草に由来する成分で、既に承認されている「肌あれ・あれ性」と合わせた2つの効能を標榜できる。

 シミの原因として紫外線があり、紫外線を浴びることで肌に炎症が起き、その刺激がメラノサイトに伝達されると、シミの元になるメラニンが産生される。

 そこで同社では、グリチルレチン酸ステアリルが持つ抗炎症作用が刺激伝達を抑え、美白効果に繋がる可能性に着目。グリチルレチン酸ステアリルは甘草の根から得られる成分の油溶性誘導体で、抗炎症効果を持つ。

 共同研究の結果、開発したグリチルレチン酸ステアリルSWは、シミの一因である炎症を抑え、美白効果を発揮することが示され、厚生労働省から美白有効成分としての承認を取得したという。

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