調査会社の富士経済がこのほど発表した「タンパク補給食品市場の調査」の結果によると、タンパク補給食品市場の規模は2023年に前年比7.6%増の1190億円に拡大した。
調査対象はプロテイン、食事代替ダイエット食品、ミートリプレイスメントパウダー、チルド・冷凍加工食品、常温加工食品、プロテインドリンク、パウチプロテインゼリー、プロテインデザート、プロテインバーなど。
2015年からのタンパク補給ブームで市場が急拡大。20年のコロナ太り解消需要増加や、テレビ番組でのプロテイン特集を背景に、ダイエット目的の女性をはじめとする新規ユーザーを獲得した結果、21年に市場は1,000億円を突破した。
2022年以降は、ブームで獲得したライトユーザーの離脱がみられるものの、ライトユーザーがタンパク補給の重要性を感じてリピーターとなるケースも。これに加え、プロテインバーやパウチプロテインゼリーなどのユーザーが、タンパク質を多く含みコスパも高いプロテインにシフトするケースなどがみられる。
需要は堅調に増加を続け、2023年の市場は前年比7.6%増の1,190億円となった。
2024年も需要増加を受けて新規参入が続き、新商品の発売やプロモーションが強化されることにより、市場は同8.6%増の1,292億円に拡大すると見込まれる。
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