ツバキ種子発酵抽出液が皮膚の老化細胞に働きかけ

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 資生堂は10月8日、世界で初めてツバキ種子発酵抽出液が、皮膚の老化細胞を除去する機能をもつ免疫細胞CD4 CTL(メモリーT細胞)を誘引するCXCL9の発現を高めることを発見したと発表した。

 ツバキ種子発酵抽出液によって、皮膚の免疫細胞による老化細胞除去効果が高まることが期待されるという。

 メモリーT細胞を誘引する因子であるCXCL9のタンパク質の発現を評価した結果、ツバキ種子発酵抽出液が表皮角化細胞でCXCL9の発現を促進していることを確認したとしている。

 同社はこれまでに、マサチューセッツ総合病院皮膚科学研究所との共同研究により、メモリーT細胞が皮膚の老化細胞を選択的に除去することや、表皮角化細胞から産出されるタンパク質CXCL9がメモリーT細胞を老化細胞がある場所まで誘引する因子であることを見出してきた。

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