ネットワーク東海、「元気読本プラス」問題視

表示・広告規制

 適格消費者団体の消費者被害防止ネットワーク東海は5月26日、医療機関の待合室などで配布されている小冊子「元気読本プラス」が、医薬品医療機器等法や景品表示法に抵触するとして、発行元のオアシスに編集方針の見直しを申し入れたと発表した。

 ネットワーク東海によると、小冊子の表紙に「頑固な便秘を解消 無理なく自然なお通じ」などと表示。当該記事では、症状を改善するための一般的な知識を紹介しつつ、特定の成分に顕著な改善効果があることを強調。次ページには、その成分を配合した商品(健康食品)の広告が掲載されている。

 記事は商品の広告でないように見えるが、商品の広告ページと一体となって、広告として機能するように編集されていると問題視した。

さらに、各商品の広告ページでも、掲載した健康食品に医薬品的な効果があるかのようにうたった表示が認められるという。このため、広告主の健康食品会社(4社)に対しても、表示を停止するように求めている。

(木村 祐作)

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