ファンケルと鳥取大、鮮やかな発色の新しい無機顔料を開発

化粧品・美容関連

 ファンケルは1月13日、鳥取大学と共同で、安全性と鮮やかな発色を兼ね備えた新しい無機顔料「CaCoGe2O6」と「CaCoSi2O6」を開発したと発表した。

 開発した顔料は、従来の無機顔料と同程度の安定性と安全性がありながら、鮮やかで美しい発色を実現。今後、これらを使用したメイク化粧品の開発に応用する予定だ。

 共同研究では、輝石構造に着目し、その構造を持つ複合酸化物から開発に着手。輝石構造を持つ複合酸化物のうち、人体や環境に無害な元素で構成される「CaMgGe2O6」を基本に、色の基となる金属元素を組み入れ、新規の赤色無機顔料となる金属元素を探索した。

 その結果、「CaMgGe2O6」の金属元素のマグネシウムをコバルトに置き換え、1200度の高温で焼成したところ、鮮やかな赤紫色の「CaCoGe2O6」の合成に成功したという。

 しかし、「CaCoGe2O6」に含まれるゲルマニウムは化粧品での使用例が少ないことから、化粧品に多く使用されているケイ素に置き換えて検討したところ、「CaCoGe2O6」と同じ方法での合成が難しいことが判明。そこで、別の合成方法を検討し、桃色の無機顔料「CaCoSi2O6」の合成に成功したとしている。

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