キリンホールディングスのヘルスサイエンス研究所は10月3日、和歌山県立医科大学が主宰するコホート研究「わかやまヘルスプロモーション研究」に参画し、血液中のpDC(プラズマサイトイド樹状細胞)活性と関係する尿中のタンパク質やマイクロRNAを発見したと発表した。
研究では、血中のpDC活性と関連する尿中生体因子を探索し、pDC活性と関連するタンパク質やマイクロRNAを複数見出した。
pDC活性が高い人は、イムノグロブリンA(IgA)をはじめとした複数の免疫関連タンパク質の存在比が尿中で多いことを確認。また、pDC活性が高い人の尿では、複数の免疫関連のタンパク質の存在比が多いことも確認した。
今回の研究で、pDC活性を非侵襲的に評価する方法の開発につながる可能性が示唆されたことから、簡便な免疫状態の可視化サービスの開発を目指すとしている。
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