藤田医科大学消化器内科学講座と医科プレ・プロバイオティクス学講座は11月20日、プレバイオティクスによる食物アレルギー予防効果を確認したと発表した。研究成果は、国際誌「BMC Microbiology」のオンライン版に掲載された。
研究では、3糖オリゴ糖のケストースと水溶性食物繊維のイヌリンを併用して摂取することにより、食物アレルギーの発症予防効果が得られることを確認した。
プレバイオティクスのケストースとイヌリンはフルクトースの重合体に分類されるが、高分子のイヌリンと低分子のケストースでは働く腸内細菌が異なることが判明。特定のプレバイオティクスを組み合わせることで、特定の疾患に対して相乗的な効果を発揮することを意味しているという。
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