KINSとアサヒグループ食品はこのほど、KINSが保有するポリアミン産⽣能⼒の⾼い乳酸菌と、アサヒが保有するビール酵⺟・パン酵⺟とのシナジー効果を検証する共同研究を開始したと発表した。
ポリアミンは、細胞内に存在する低分⼦化合物。プトレシン、スペルミジン、スペルミンなどがある。ポリアミンは細胞機能の調節に関与し、酸化ストレスの抑制、オートファジーの促進など多様な機能が報告されている。
体内のポリアミンの⽣合成能⼒は加齢とともに低下するため、ポリアミン量を維持するためには⾷事などからポリアミンを補うことが重要となる。
共同研究により、ビール酵⺟やパン酵⺟がポリアミン産⽣乳酸菌の増殖や⽣産効率に与える影響をはじめ、ポリアミン産⽣量の増加についても検証する。
その成果に基づいて、KINSでは、ポリアミン産⽣乳酸菌の健康・美容領域への応⽤や新たな商品の開発を⽬指す。アサヒは、ビール酵⺟やパン酵⺟の新たな機能の可能性を追求するとしている。

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