乳酸菌を含む発酵乳がHbA1cを低下

食品/飲料

 明治はこのほど、同社と東京大学、関西医科大学の研究グループがヒト試験によって、乳酸菌を含む発酵乳を糖尿病予備群の成人が摂取することにより、HbA1cが有意に低下することを確認したと発表した。

 乳酸菌を含む発酵乳を糖尿病予備群の成人に、12週間にわたって摂取してもらった。その結果、摂取前と乳酸菌を含まない発酵乳を摂取した場合に比べ、HbA1cが有意に低下した。2件のヒト試験で同様の結果が得られたという。

 摂取終了後の後観察期間には、HbA1cは徐々に摂取前の値に近づいた。HbA1cは過去1〜2カ月間の平均血糖値を反映するため、16週後では摂取の効果が見られたが、20週後では群内、群間の有意差がなくなった。

 今回の結果から、長期摂取によって血糖コントロールを改善できる可能性が示唆されたとしている。

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