大正製薬は2月13日、北海道大学大学院薬学研究院の木原章雄教授との共同研究により、乾燥した肌では結合型セラミドという特殊なセラミドが少なく、見た目や角層状態が悪化していることを見いだしたと発表した。
肌の最も外側にある角層は、角層細胞と細胞間脂質が重なり合って構成され、両者をつなぎとめる役割を果たしているのが結合型セラミド。研究グループは、健常な肌の被験者を角層水分量が少ない群と多い群に分け、結合型セラミドの量と肌の状態の関係について調べた。
その結果、角層水分量が少ない群では特定の結合型セラミドが明らかに少なく、肌表面が粗く、角層が重なって剥がれてしまう傾向にあった。
全ての被験者の解析結果から、特定の結合型セラミドと肌表面の粗さには相関関係があることがわかった。また、特定の結合型セラミドが少ない人では、多い人に比べて微細な皮むけが多く、赤みが強い傾向が見られた。
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