冬虫夏草に男性の更年期症状の緩和作用

健康食品/サプリメント

 第一工業製薬は8月9日、更年期症状を自覚する健康な中高年男性を対象とした臨床試験により、カイコハナサナギタケ冬虫夏草に症状を緩和する作用があることを確認したと発表した。

 更年期諸症状を自覚する健康な中高年男性60人を対象に、4週間にわたり、カイコハナサナギタケ冬虫夏草またはプラセボを摂取してもらい、無作為化二重盲検プラセボ対照並行群間比較試験を実施した。

 主要評価項目は唾液中のテストステロン、副次評価項目はAMSスコアなどに設定。被験者のうち、肥満傾向者を解析対象とした唾液中テストステロン、性腺機能低下傾向者を対象としたAMSスコアを解析した。

 その結果、カイコハナサナギタケ冬虫夏草を摂取することで、BMIが25kg/m2以上の肥満傾向者で、唾液中テストステロンが有意に増加したことが確認された。また、テストステロン値が低い性腺機能低下傾向者では、更年期症状の「いらいら」「疲労-無気力」が有意に改善したと報告している。

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