医薬基盤・健康・栄養研究所とヘルスケアシステムズはこのほど、新技術を採用した腸内細菌検査キットを共同開発したと発表した。
開発した検査キットは、特定の腸内細菌に反応する抗体を使って便中の細菌を特定するという従来と異なる技術を用いたもの。この技術は、医薬健栄研の國澤純副所長によって研究されてきた。
現在はまだ一般的でない腸内環境を知る機会を提供することを目的に、両者で実用化に向けて共同開発が進められ、腸内細菌検査キットの製品化に成功した。
新技術は、従来の分析方法と比較して、より短時間、安価で大量のサンプルを処理できる。このため、大規模なコホート研究や、個人向けの定期的な腸内環境のモニタリングなど、幅広い用途への応用が期待されるとしている。
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