厚労省、買上調査で強壮系健康食品3製品から医薬品成分検出

　厚労省が2021年7月7日～今年４月６日に実施した無承認無許可医薬品の店舗販売製品買上調査とインターネット買上調査の結果、いわゆる健康食品など134製品中３製品から医薬品成分が検出された。

　医薬品成分が検出された3製品は、強壮系健康食品の「Super Magic Man Premium Gold」　「Magic Power Red」「PEINEILI」（3製品ともに茨城県で買い上げ）。

　「Super Magic Man Premium Gold」と「Magic Power Red」にはリドカインが含まれていた。国内ではリドカイン塩酸塩を含有した医薬品があり、不整脈に用いられる。副作用としてショック、意識障害、悪心、めまいなどが報告されている。

　「PEINEILI」からはテトラカインが検出された。国内ではテトラカイン塩酸塩を含有した医薬品があり、麻酔に用いられる。副作用はショック、意識障害、悪心、めまいなど。

　医薬品成分が検出された製品については健康被害が発生する恐れがあるため、これらの製品を所持している人は直ちに使用を中止し、健康被害が疑われる場合には医療機関を受診するように呼びかけている。