国立病院機構が発注の医薬品入札で談合、卸5社に総額6億2,000万円超の課徴金

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 公正取引委員会は3月24日、国立病院機構が発注した医薬品の入札で、談合を行った医薬品卸5社を独占禁止法違反と認定し、総額6億2,728万円の課徴金を支払うよう命じたと発表した。

 談合を行っていたのは、アステム(大分市西大道)、翔薬(福岡市博多区)、九州東邦(福岡市東区)、富田薬品(熊本市中央区)、アルフレッサ(東京都千代田区)、アトル(福岡市東区)の6社。このうち、アトルは処分を免除された。

 九州の31病院が使用する医薬品の入札をめぐって、6社は2016年6月24日以降、談合を繰り返し、事前に落札者を決めていた。課徴金の納付命令はアステムが1億9,119万円、翔薬が1億3,328万円、九州東邦が1億2,759万円、富田薬品が1億2,445億円、アルフレッサが5,077万円。

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