フジッコは11月5日、跡見学園女子大学マネジメント学部生活環境マネジメント学科の石渡尚子教授との共同研究により、松本ヘルス・ラボ(長野県松本市)で実施した臨床試験で、大豆イソフラボンと黒豆ポリフェノールの併用摂取が、更年期周辺女性の睡眠の質を改善することを確認したと発表した。
試験は、日常生活で気分の低下、疲労感やストレスを感じている40歳以上64歳以下の日本人女性104人を対象に実施。プラセボ食品、大豆イソフラボン含有食品、大豆イソフラボン・黒豆ポリフェノールの低用量含有食品と高用量含有食品のいずれかを12週間にわたって摂取してもらった。
その結果、大豆イソフラボン・黒豆ポリフェノールの併用摂取群は、主観的評価による睡眠の質(起床時眠気、入眠と睡眠維持、疲労回復、睡眠時間)、肩こり、目の疲れが摂取前後で改善した。
特に、睡眠時間の主観的評価では、大豆イソフラボン・黒豆ポリフェノール高用量群でプラセボ群と比較して有意に改善。また、これらの改善効果については、大豆イソフラボンを単独で摂取した場合よりも高い効果を示したと報告している。

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