幼児のマグネット誤飲事故、国センが注意喚起

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注意喚起を行う国民生活センター

 幼児のマグネットセットの誤飲事故が続いていることを受けて、(独)国民生活センターは9月14日、改めて注意喚起を行った。

 マグネットセットは、3mm~3cmの多数の磁石をセットにしたもの。インテイリアやパズルなどの目的で販売されるが、子どもの玩具であると思わせる広告・表示も見られる。

 複数のマグネットを誤飲すると、消化管を挟んで磁石が引き合い、虚血に陥って壊死し、穿孔・穿通などを生じる。海外では死亡例も報告されている。

 同センターは2018年4月、1度目の注意喚起を実施。経産省も今年6月、販売業者に対策を講じるように呼びかけるとともに、インターネットモール事業者へ協力を要請。そうしたなか、6月に2歳児がマグネットセットの磁石を誤飲して救急搬送されたという情報が寄せられた。

 同センターによると、「販売サイトを見ると、子どもが遊んでいるような映像などがあり、子どもの玩具と捉えられかねない」(商品テスト部)という。

 同センターは販売業者に対し、子どもに触れさせないように消費者に向けて注意喚起すること、子どもの使用をイメージさせる広告を行わないことを要望。経産省に対しては、法令による規制の検討を求めた。

(木村 祐作)

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