弘前大学とNEC、共同研究講座「ヘルスケアAIシステム学講座」を開設

食品/飲料

 弘前大学と日本電気(NEC)はこのほど、共同研究講座「ヘルスケアAIシステム学講座」を開設した。

 弘前大学COI-NEXTでは、2005年から実施してきた「岩木健康増進プロジェクト」の超多項目健康ビッグデータをベースに、予防医療に焦点を当てた研究を進めている。

 NECはAIやデジタル技術を活用して、医療をデジタルで支える「Medical Care事業」、1人ひとりの日常生活に寄り添う「Lifestyle Support事業」、個人に合わせた医療を科学で支える「Life Science事業」を通じて、「live as you あなたを知り、あなたらしく選ぶ」という世界の実現を目指している。

 今回開設した講座では、弘前大学が蓄積する弘前市民の超多項目健康ビッグデータ、外見や動作などのデータを解析して人を精緻にモデル化するNEC独自のAI技術を用いて、脳卒中や心疾患、フレイル、認知症といった疾病の潜在的リスクを推定するための研究に取り組む。デジタル技術によって、個別最適化されるヘルスケアソリューションの社会実装を目指すとしている。

コメント