日本メナード化粧品、皮膚の老化細胞の数を解析

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 日本メナード化粧品(株)はこのほど、藤田医科大学医学部(応用細胞再生医学講座、皮膚科学講座)と共同で、10~80代を対象に皮膚の老化細胞の数について解析し、30歳頃から老化細胞の数が増え始め、蓄積が加速していくことを突き止めたと発表した。

 皮膚は加齢や紫外線などによって機能が低下する。皮膚の機能低下について、30歳前後で感じ始める人が多いが、その理由については明確ではなかった。そこで共同研究では、皮膚の機能低下と老化細胞の関係に着目し、加齢に伴う皮膚の老化細胞の数を調査した。

 10~80代の皮膚について、老化細胞の数を解析した結果、表皮・真皮ともに老化細胞の増加と蓄積が30歳頃から加速していくことが認められた。この要因として、皮膚の老化細胞を除去する機能が、加齢とともに低下していくことが関係していると考えられるという。

 皮膚では老化細胞は除去されるはずだが、加齢とともに除去機能が低下し、その結果、老化細胞の蓄積が増大していくことがわかったと報告している。

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