⽮野経済研究所がこのほど発表した「健康食品に関する消費者アンケート」の結果によると、昨年3⽉の紅麹関連製品による健康被害発覚に関する報道を認知していると回答した消費者4,199人(男性2,166人、⼥性2,033人)を対象に、健康⾷品(サプリメント)や機能性表⽰⾷品に対する⼼象の変化を尋ねたところ、「サプリメント全体に対する安⼼感や信頼感が低下した」が最多で29.4%に上った。
また、「機能性表⽰⾷品に対する安⼼感や信頼感が低下した」との回答は7.4%だった。今回報道された製品は機能性表⽰⾷品だったが、今回の調査結果から、報道を認知している消費者の36.8%が機能性表⽰⾷品に限らず、サプリメント全体に対する⼼象が悪化している様子がうかがえた。
調査は2024年10⽉~11⽉、全国の20代以上の男⼥4,942人を対象に、事前調査として報道の認知状況を聞いた。その結果、「報道について、詳細を知っている」が20.9%、「報道について、概要を知っている」が48.0%、「報道は⽿にしたが、詳しくは知らない」が16.1%、「報道されたことを知らない」が15.0%となり、全体の85%が認知していた。
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