根拠もなく体重の増加を防ぐ効果をうたってサプリメントを販売したとして、消費者庁は11月24日、エステサロン運営会社の（株）シーズ・ラボ（東京都渋谷区）に対し、景品表示法違反に基づく措置命令を出した。
同社は昨年10月22、30日と11月10、19日に、自社ウェブサイトでサプリメント「4D」を販売する際に違法な表示を行っていた。
「『太る原因』を遠ざける！！4大成分配合」「脂っこい料理 甘～いスイーツ 食べ過ぎてもなかったことに！」などと表示。同商品に含まれる成分の作用により、カロリーの吸収を抑制して、体重の増加を阻止できるかのように説明していた。
消費者庁の求めに応じ、同社から表示を裏づける資料が提出されたが、合理的な根拠とは認められなかった。このため、消費者庁は表示が景表法に違反すると判断、同社に対して再発防止策の構築などを命じた。
取材で同社の担当者は、「措置命令を真摯に受け止めている。すでに社内の体制を見直して社内教育などを行っている」と話した。
（木村 祐作）
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