消費者庁、「経口補水液」の使用方法で注意喚起

健康食品/サプリメント

 猛暑が続くなか、消費者庁では特別用途食品「経口補水液」の使用方法の啓蒙活動に注力している。リーフレットや動画を作成し、一般消費者に向けて経口補水液の特徴や正しい使い方を紹介している。

 経口補水液について、脱水時に体内から失われた水と電解質を小腸で素早く吸収できるように、水・電解質・ブドウ糖等で構成されており、各成分の配合割合が決められていると説明。日常的に使用する製品ではなく、感染性胃腸炎による下痢・嘔吐に伴う脱水時の水・電解質の補給のために使用するように呼びかけている。

 スポーツドリンクと似ているが、経口補水液はスポーツドリンクよりもナトリウムやカリウムが約3~4倍も多く含まれていることがある。このため、脱水状態でない人が日ごろの水分補給として飲むのは不適切とし、医師や管理栄養士と相談して使用するように注意喚起している。

 また、脱水を伴う熱中症にも効果がある経口補水液もあり、パッケージの表示を確認して選択するようにアドバイスしている。

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