消費者支援機構関西、日本サメ軟骨普及協会が広報活動停止と発表

表示・広告規制

 日本サメ軟骨普及協会に対し、サメ軟骨成分に関する表示の中止を求めていた適格消費者団体の消費者支援機構関西は6月28日、同協会が広報活動を「無期限に停止」する旨を回答したと発表した。

 同協会は新聞折り込みチラシで、サメ軟骨成分の疾病治療効果を標ぼう。変形性関節症などを治療する効果があると宣伝していたが、消費者支援機構関西は景品表示法と医薬品医療機器等法に違反するとし指摘。同協会に対して表示の中止を要請していた。

 消費者支援機構関西によると、2018年3月から表示の中止を求める活動を開始したが、同協会は同年11月に一般社団法人を突然解散。ところが、その後も同じ団体名を名乗って、折り込みチラシを配布していたことがわかった。

 同協会は回答書で、「広報活動については、疑念を持たれない内容を確立するまで無期限に停止します」と説明している。

(木村 祐作)

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