脈絡膜の厚さと加齢黄斑変性、コホート研究で関連性を示唆

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 (国研)国立がん研究センターの社会と健康研究センターは2月12日、コホート研究により、網膜の外側にある脈絡膜の厚さと加齢黄斑変性(AMD)に関連性があることが示唆されたと発表した。

 コホート研究は、1990年に長野県南佐久郡に在住していた40~59歳の人で、眼底検査を行った901人のデータを活用して行われた。脈絡膜の厚さを測定し、初期・中期のAMDとの関連性を調べた結果、AMDでない人と比べて、中期ADMの人では脈絡膜が厚くなる傾向にあったと報告している。

 ADMは、加齢にともなって網膜の黄斑組織が変性し、視力が低下する病気。脈絡膜には、網膜を含む眼球内に栄養を与える働きがある。

(木村 祐作)

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