花王はこのほど、独⾃開発した肌評価AI「Kirei肌AI」をバージョンアップし、これまで専⽤機器でしか取得できなかった肌内部の状態まで推定する機能を付加して、従来の約5倍に当たる77項⽬の肌に関する評価が可能になったと発表した。
これにより、肌状態の確認試験や調査時間の短縮、化粧品の処⽅設計の精度向上、研究における仮説⽴案から検証までのサイクルの⾼速化が可能になる。
特にメイクアップの開発では、繊細な⾊や質感を作り込んだ多くのアイテムを短いサイクルで提供することが必要となっている。このニーズに応えるため、肌の⾒た⽬の印象を顔画像から⾼精度に評価し、可視化する技術として「Kirei肌AI」を構築した。
肌に関する網羅的な情報を取得する機能も期待されるようになってきたことから、⼊⼒する学習データを再検討し、搭載する機械学習モデルの拡充を進め、解析できる項⽬を充実させた。

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