農林水産省は3月5日、新たな農業戦略をまとめ、有機農業の取り組み面積を2050年までに全体の25%に当たる100万haに拡大する方針を示した。
国内有機農業の取り組み面積は、18年時点で2万3,700haにとどまっている。新たな農業戦略では、一気に40倍に引き上げる計画だ。同時に、農薬の使用を50年までに50%減、化学肥料の使用を30%減とする方針も示した。
付加価値の高い有機食品の生産量を増やし、農業者の経営を強化する狙いがある。国産有機食品の輸出拡大にもつなげる考えだ。
(木村 祐作)
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