野菜・果物の摂取量が多い人では死亡リスクが低下――こうしたことが、国立がん研究センターと横浜市立大学などの研究グループによるコホート研究でわかった。
研究グループは、全国の約9万5,000人を対象に約20年間にわたって追跡調査を実施。野菜・果物の摂取量と死亡リスクの関連性を分析した。
その結果、果物の摂取量が多いグループは少ないグループと比べて、全死亡リスクが8~9%低かった。男性の場合、果物の摂取量が多いと、呼吸器系の死亡リスクが低くなる傾向が確認された。女性では、心血管系の死亡リスクが低い傾向が見られた。
野菜についても、摂取量が多いグループは少ないグループと比べて、全死亡リスクが約7~8%低いことがわかった。
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