(株)ロッテはこのほど、早稲田大学スポーツ科学学術院の宮下政司教授らのグループと共同研究を実施し、食後のガム咀嚼が4時間にわたってエネルギー消費量を増加させることを確認したと発表した。研究成果は「日本咀嚼学会雑誌 (2022年32巻2号)」に掲載された。
研究グループは、ガム咀嚼を食後に行うことで、エネルギー消費量にどのような影響を与えるかをヒト試験で検証した。
20~60代の健常な男女13人を対象に、無作為化交差比較試験を実施。食事後にガム2粒を20分間咀嚼してもらい、ガム摂取から計4時間、呼気代謝計測機でエネルギー消費量や糖質酸化量、食事誘発性体熱産生などを計測した。対照試験では、同じ栄養成分のタブレット2粒で同様の測定を行った。
試験の結果、食後に20分間ガムをかむと、対照のタブレットを摂取した場合と比べ、食後のエネルギー消費量、糖質酸化量、食事誘発性体熱産生などが4時間にわたって増加することが認められたという。
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