(独)国民生活センターは6月17日、10~20代の定期購入トラブルに関する相談件数が増加していることを受けて、若年層に向けて注意喚起を行った。
10~20代(契約当事者)の相談件数は、2015~18年度まで1,000~2,000件程度で推移していた。しかし、19年度に10代6,308件、20代4,651件に急増し、20年度もそれぞれ5,422件、4,463件に上った。
定期購入トラブルとなった事案を商品別で見ると、10~20代男性の場合、「ダイエット」「筋肉増強」「口臭ケア」のサプリメントや「除毛(脱毛)クリーム」「ニキビ用クリーム」などが多い傾向がある。一方、女性の場合は、「ダイエット」「バストアップ」「美容」のサプリメントや「除毛(脱毛)クリーム」「美容液」などの購入で、トラブルに巻き込まれるケースが多い。
同センターでは、通販にはクーリング・オフ制度がないことを理解した上で、注文する前に販売サイトの隅々まで確認するように呼びかけている。
(木村 祐作)
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