民間調査会社の矢野経済研究所がこのほど発表したヘアケア市場に関する調査結果によると、2021年度のヘアケア市場規模は前年度比109.7%の4,977億5,000万円に拡大した。
経済活動が回復傾向になったことを背景に、サロン来店客数の増加や発毛・育毛剤が好調だったことなどが要因とみられる。
リモートワークなど在宅時間の増加で時間的な余裕が生まれたことで、髪の毛のケア意識が高まったことから、拡大を続ける発毛・育毛剤市場とヘアケア剤市場が全体のドライビングフォース(推進力)となった。
2022年度のヘアケア市場については、前年度比103.0%の5,128億円と予測。2023年度以降も、引き続き市場は拡大傾向で推移する見通しとしている。
コメント