農林水産省はこのほど、2021年度食料自給率がカロリーベースで前年度を1ポイント上回る38%になったと発表した。飼料自給率を反映しない食料国産率(カロリーベース)も、1ポイント増の47%になった。飼料自給率は前年度と同じ25%で推移した。
生産額ベースの食料自給率は、穀物価格や海上運賃の上昇で畜産物の飼料輸入額や油脂類・でん粉などの原料輸入額が増加したこと、肉類や魚介類の輸入単価が上昇したこと、米や野菜の国産単価が低下したことなどにより、前年度よりも4ポイント低い63%。生産額ベースの食料国産率も、前年度よりも2ポイント低い69%となった。
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