(株)光英科学研究所 代表取締役会長
村田 公英 氏
壮大なプロジェクトを「週刊文春」に掲載
令和5年1月、新しい年がスタートした。「週刊文春」の新年号では、乳酸菌生産物質の完成に至るまでの壮大なプロジェクトを紹介した記事を掲載している。同誌の表紙にある「日の出」の絵も荘厳で、新しい年にふさわしく感じる。
この記事は、NHKの往年の人気番組「プロジェクトX」並みの史実となっている。当社ホームページのメディア掲載欄にも掲載している。
さて、コロナウイルス関連の行動制限がない久しぶりの正月となり、家族でお祝いの食卓を囲んだ方も多かったのではないだろうか。
正月の楽しみにおせち料理があるが、その代表の1つが「黒豆」。筆者はこの20年以上、年末になると自分で黒豆を煮て、家族や親せきや友人、そして当社の社員にも届けている。
市販の「黒豆」もいいが、日持ちを良くするためにとても甘く煮ているので、黒豆本来の味を無視しているような気がしてならない。
筆者がつくる黒豆は、年末の12月20日を過ぎないと入手できない、丹波篠山産の特選黒大豆を使用している。甘すぎず、ふっくらとした味わいが好評で、毎年心待ちにしている方も多い。
「どうやってつくるの?」と尋ねられることも、しばしば。黒豆のレシピは、筆者の母から伝授されたもので、すでにいろいろな方へ伝えているが、「なかなか会長がつくったもののように美味しくできない」と言われることも。レシピ通りにつくっても、なかなか難しいようである。
黒豆づくりと乳酸菌生産物質の製造は似ている?
そういえば以前、テレビ番組で行列のできる有名なラーメン屋の話が紹介された。そのラーメン屋のオヤジさんの息子が同じレシピでラーメンをつくっているのに、息子のラーメンには行列ができず、客が少ないという話だった。
素材やレシピや技術は、オヤジさんが教えた通りなのだが…。息子が困っているのを見るに見かねて、オヤジさんが調理場に入ったら、たちまち行列ができるようになったとの事だ。
しかし、オヤジさんと息子の作り方の何が違うのか、その理由はテレビでは知らされなかった。筆者は、もしかするとラーメンのスープづくりの秘訣は、火加減にあるのではないかと思っている。
ちなみに、私の黒豆づくりの場合、3kgの黒大豆を寸胴で煮込むが、600w(300w+300w)の電気コンロを熱源として使い、鍋の中の様子を見ながら、温度を微妙に6回ほど変化させつつ、16時間にわたって極弱火を維持しながら煮込んでいる。寸胴の底の部分と上の部分の温度を注視しての作業で、気が抜けない。
レシピだけが重要なのではなく、つくる時に手間暇をかけ、観察し、大事に作業することが一番大切なのかもしれない。
そして、16種35株の乳酸菌・ビフィズス菌を用いた乳酸菌生産物質の製造も、この黒豆づくりと共通しているように思う。
なお、筆者は黒豆づくりの際に、黒豆の味を引き立てるために、乳酸菌生産物質を加えている。こちらも、おいしい黒豆を煮る秘訣の1つと言える。筆者も、乳酸菌生産物質と黒豆で、良い正月を過ごすことができた。
1月と言えば真冬の寒さのはずだが、このところ4月並みの暖かい日が続き、庭先の梅小鉢のつぼみが早々と開いてきている。鮮やかな梅の色を見て、今年1年も健康で良い年にしたいと決意を新たにしている。
コメント