健康食品による危害の相談、2022年度も前年を下回るペースで推移

健康食品/サプリメント

 (独)国民生活センターが2月24日発表した「健康食品の危害」に関する情報によると、2022年度は昨年12月末現在で770件に上り、前年同期の830件を下回っている。

 PIO-NETに登録された相談件数の推移は、2019年度が3,931件、20年度が3,536件、21年度が1,134件。22年度も引き続き、前年を下回るペースで推移している。

 事例を見ると、「定期購入の筋肉増強サプリメントを購入し、初めて飲んだところ直後から下痢を発症した。5回の購入が条件であるが、事情を説明し2回目以降の解約を申し出ると、あと4回の受け取りが条件と言われ応じてもらえない」、「定期購入でお試し価格のダイエットサプリメントを注文したが、1袋を飲んだところ、下痢が続き体調を崩してしまった」といった消化器障害に関する相談が寄せられている。

 皮膚障害についても、「動画投稿サイトの広告を見て数百円の筋肉増強サプリメントを購入した。飲むと発疹が出たので解約を申し出たところ、4回の定期購入が終了するまで解約できないと言われたが、すぐに解約したい」といった相談が見られる。

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