日清食品ホールディングスは15日、動物由来原料を一切使用せずに、ウナギの蒲焼と外観も食感も風味もそっくりな「プラントベースうなぎ」の開発に成功したと発表した。
「プラントベースうなぎ」の開発には、動物由来原料を使用せずに、本物のウナギの蒲焼に近い食感と見た目を実現するという課題があった。本物の食感に近づけるために、「白身層」「中間層」「皮層」の3層に分けて生地を作った。
「白身層」には、主に粒状大豆たん白を使用し、ふわっとしながらも繊維感のある食感を再現。「中間層」は、植物油脂などを使用することで、ウナギの身と皮の間にある脂身のとろっとした食感を生み出した。「皮層」には、竹炭粉末を使うことで特有の黒さを再現した。
また、ウナギの蒲焼に特有の外観は、3層の生地を専用の金型に詰めて蒸した後、タレを塗り、炙って焼き目をつけることで表現している。
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