東京都、いわゆる健康食品3製品から医薬品成分を検出

　東京都は14日、都内で販売されるいわゆる健康食品を調査・検査したところ、3製品から医薬品成分が検出されたと発表した。

　3製品は「Royal Honey VIP」（液体）、「オレンジパワー（店頭表示名称）」「ブラツクパワー（店頭表示名称）」（どちらも錠剤）。

　「Royal Honey VIP」からは、１包中に医薬品成分のタダラフィル59㎎を検出。「オレンジパワー」「ブラツクパワー」からはシルデナフィルなどが検出された。

　タダラフィルは、国内で勃起不全に適応した医薬品(シアリス錠)として承認。頭痛、ほてり、動悸などの副作用がある。シルデナフィルは、国内ではシルデナフィルのクエン酸塩が医薬品(バイアグラ錠)として承認。血管拡張、頭痛、動悸などの副作用が報告されている。

　いわゆる健康食品で医薬品成分を含む製品は医薬品とみなされ、承認を受けずに製造販売されたものを販売すると薬機法違反に問われる。

　都よると、現在のところ、3製品による健康被害発生の報告は受けていないという。