富士経済がこのほど発表した調査結果によると、2025年の国内サプリメント市場は1兆876億円(前年比0.4%増)で着地すると見込まれている。
2024年は、コロナ禍の収束に伴って健康ニーズに落ち着き、通信販売を中⼼とした新規顧客の減少などで市場が停滞。さらに、⼀部商品で発生した健康被害問題によるサプリメントへの信⽤低下に伴い、カテゴリー問わず定期購⼊の解約や広告のレスポンス低下などがみられた。需要減退により、市場は2014年以来のマイナスを記録した。
一方、2025年はコロナ禍明け以降、インバウンド需要の好調が継続し、市場は回復に転じたものの、離脱した定期顧客の回帰が弱く、微増にとどまるとみられる。


コメント