生きた菌叢構成の解析に成功~弘前大

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 弘前大学と(株)ヤクルト本社はこのほど、ヒトの大腸の各部位における生きた菌叢構成の解析に成功したと発表した。

 従来の解析方法では、生菌だけではなく死菌も含めて菌叢構成を解析することから、大腸の各部位の生きた菌叢構成の解析は世界初という。

 研究では、生きた細菌のみを検出できる「PMA」によるアプローチを取り入れ、健常成人を対象に、大腸内視鏡によって腸管の各部位の内容物・粘液・便を採取し、それぞれに含まれる腸内菌叢を解析した。

 上行結腸、下行結腸、直腸の腸内菌叢を比較した結果、従来の測定法では、生菌と死菌を合わせた総菌について菌叢の構成に差は認められなかった。一方、PMAを用いた解析では、いくつかの細菌群の生菌構成比が部位によって異なることがわかったと報告している。

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