消費者庁は3月25日、機能性表示食品や特定保健用食品(トクホ)などの保健機能食品100商品を対象に、買上調査を実施したところ、機能性表示食品1商品で機能性関与成分の含有量が規定値を下回っていたと発表した。
調査対象は、機能性表示食品81商品、トクホ17商品、特別用途食品2商品。それぞれの商品の配合成分について、消費者庁へ届出・申請した量が含まれているかどうかを調べた。調査の結果、機能性表示食品1商品で、届出資料に記載されている含有量を下回っていたことがわかった。消費者庁によると、「サプリメント形状の商品で、含有量が数%下回っていた」(食品表示企画課保健表示室)という。
機能性表示食品の届出ガイドラインでは、届け出た含有量を下回っている場合、事業者は届出を撤回しなければならないと規定。ただし、ミスによる一時的なものであって、改善・再発防止の措置が取られているケースは除く。今後の対応については「被疑情報として調査を行い、その結果を踏まえて対応する方針」(同)としている。
(木村 祐作)
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