国立がん研究センターは7日、多目的コホート研究により、子どもと同居することで、うつ病のリスクが低下する可能性があることがわかったと発表した。
1990年に長野県佐久保健所管内に在住していた40~59歳の1,254人の追跡調査に基づき、家族構成とうつ病の関連を調べた。
その結果、子どもと同居しているグループは、子どもと同居していないグループと比べて、うつ病のリスクが参加者全体で47%低かった。男女別で見ると、男性は58%低くなったが、女性では有意なリスクの低下は認められなかった。
子どもとの同居により、社会的・経済的な支援が受けられやすくなり、ストレスの緩和やうつ病の予防につながった可能性があるという。
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