機能性表示食品を「なんとなく知っている」が5割強に

健康食品/サプリメント

プロテイン利用の若年層が大幅増

 民間調査会社のTPCマーケティングリサーチ(株)がこのほど発表した調査結果によると、新型コロナウイルスの影響で2022年も引き続き、健康に関心を持つ人が増加傾向にあった。

 調査は、健康食品を週に1回以上摂取している20~70代の男女1,237人を対象に実施。健康に関心を持つようになったきっかけを聞いたところ、「新型コロナウイルスの感染拡大」との回答が31.4%を占め、20年からの3年間で毎年増加している。

 健康の定義については、「ぐっすり眠れる」が最も多く、「生きがいがある」「経済的な不安がない」「社会とのつながりがある」などが続く。

 健康食品の利用状況を見ると、サプリメントの利用が約8割を占め、大きな変化はなかった。一方、プロテインの摂取率は増加傾向にあり、特に若年層の男女で利用者が大幅に増加している。

人気の機能性表示食品は「体脂肪を減らす」

 機能性表示食品の認知度を聞いた結果、「なんとなく知っている」が56.7%でもっとも多く、「聞いたことはあるが、内容は知らない」が29%に上った。

 また、4割強が「現在摂取している」「過去に摂取していた」と回答。現在摂取している機能性表示食品のヘルスクレームは「体脂肪を減らす」が最も多く、次いで「内臓脂肪を減らす」「目の機能をサポート」「腸内環境を良好にする」が続いた。

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