乳幼児で加熱式タバコの誤飲事故が続く、国センが注意喚起

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 加熱式タバコのスティックなどを乳幼児が飲み込む事故が後を絶たないことから、(独)国民生活センターは12月21日、市販されている加熱式タバコの調査結果を公表し、国民に向けて注意喚起を行った。

 商品テストは、販売されている加熱式タバコ16銘柄について調査した。その結果、全銘柄で1本分のタバコ葉に、吐き気をもよおす量のニコチンが含まれていることが確認された。

 対象銘柄の半数では、3歳未満の乳幼児の口の中に簡単に入る程度のサイズだった。残りの銘柄についても、かんだりすると口の中に収まることがわかった。

 また、2銘柄には金属片が内蔵されていた。容器包装に、飲み込むと大けがにつながる旨が記載されていたが、6ポイント程度の小さな文字だった。

 同センターによると、医療機関ネットワークには、乳幼児による誤飲事故の情報が過去6年間に112件寄せられている。

 同センターは、電子タバコのスティックやカプセルを子どもの手が届かない場所に保管するように注意を呼びかけている。

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