都の調査、基礎疾患持つ人の7割が専門家に相談せずに健康食品を利用

健康食品/サプリメント

 東京都が19日発表した健康食品に関するアンケートの結果(有効回答数379人)によると、健康食品を現在利用している人は約4割に上り、以前利用していた人を合わせると65%を占めた。その一方で、利用時に基礎疾患がある人の約7割が、事前に専門家に相談していない様子も浮かび上がった。

 健康食品の利用状況を聞いたところ、「現在利用している」が37.7%、「一度も利用したことがない」が34.0%、「以前利用していたが現在は利用していない」が28.3%。

 利用目的は、「栄養(ビタミン・ミネラルなど)補給」が62.2%で最も多く、次いで「健康維持・増進」が47.0%で続いた。

 健康食品の購入で重視する点については、「特定保健用食品、栄養機能食品、機能性表示食品であること」が42.9%、「メーカー名(信用できる企業かなど)」が42.2%、「原材料、内容成分(原材料、原産地、食品添加物など)」が41.0%、「効果・目的」が40.1%。

 購入の際に、どのような情報を参考にしたかを聞いたところ、「商品のチラシ、パンフレット」、「テレビ・ラジオの番組やコマーシャル」、「企業のホームページやSNS」がいずれも3割を超えていた。

 一方、健康食品の利用時に基礎疾患がある(あった)人の約7割が、利用前に専門家に相談していなかったこともわかった。専門家に相談した割合では、「医師に相談した」が23.3%、「薬剤師に相談した」が7.8%、「登録販売者に相談した」人が2.2%だった。

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