「規制のサンドボックス制度」でラベルレス飲料を販売

食品/飲料

 規制のサンドボックス制度で消費者庁と経済産業省は19日、産業競争力強化法に基づく新技術等実証計画(規制のサンドボックス制度)として、日本コカ・コーラ(株)が申請した計画を認定した。

 清涼飲料水の販売では、食品表示法の食品表示基準などによって、必要な製品情報の表示事項を規定。PETボトル製品の場合は、製品情報を表示したラベルをボトル本体に貼付して販売する。

 今回の実証計画では、自動販売機でラベルレス製品を販売するにあたって、製品情報を自動販売機自体に表示する。それにより、消費者がラベルを貼付した製品と同等の製品情報を認識できて、食品を摂取する際の安全性確保、自主的・合理的な商品選択を妨げないことを確認する。

 都内のオフィスに設置した特定の少人数しかアクセスできない自動販売機で、1種類のラベルレス製品(ナチュラルミネラルウォーター)を無償で提供する。通常の製品と同じ程度に消費者が認識できるように、自動販売機自体に製品情報を表示して実施する。

 消費者が安全性や商品選択について、必要な情報を認識できているかをアンケートによって確認する。実施期間は6カ月間としている。

コメント