ベンチャーのDAIZ、植物性たんぱく質由来の液卵を開発

食品/飲料

 フードテックベンチャーのDAIZ(株)(熊本市)は8日、鶏卵と混ぜて”ハイブリッド液卵”として使用する植物性たんぱく質由来の液卵「ミラクルエッグ」の開発に成功したと発表した。

 「ミラクルエッグ」は従来の植物性卵製品に特有だった「鶏卵と同じ温度・加熱時間で熱凝固しない」「化学原料や添加物が多く、異風味がある」――という課題を解決。鶏卵のおいしさと栄養はそのままに、幅広い卵の調理・加工に使用できるという。

 「ミラクルエッグ」は2024年中に、業務用液卵と混ぜるハイブリッド食品として商品化する計画。総菜・製菓・製パンなどの食品メーカー、量販店、外食などへの提供を予定している。

 同社は畜産・水産業と共存する「ハイブリッド戦略」の下、今年7月にはセブン‐イレブンのナゲットやツナおにぎりに用いる植物肉原料の供給を開始。鶏卵についても「ミラクルエッグ」の市場投入により、サステナブルな鶏卵市場に貢献するとしている。

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