ビタミンDの欠乏リスク判定ツールを開発…大阪公立大の研究グループ

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 大阪公立大学大学院生活科学研究科・桒原晶子教授らの研究グループはこのほど、健康な日本人女性583人のデータを基に、ビタミンD欠乏のリスク判定ツールを開発したと発表した。高リスク者の迅速な判定や、適切なサプリメントの使用促進に役立つことが期待される。

 研究グループは、栄養系大学に所属している18~40歳の日本人女性583人を対象に、横断調査を実施。ビタミンD欠乏の実態と要因を明らかにし、若年女性に特化した新しいビタミンD欠乏リスク判定ツール「ViDDPreS(Vitamin D Deficiency Predicting Scoring)」を開発した。

 同ツールにより、ビタミンD欠乏リスクが高い人の判定や、その原因の推測が可能となる。また、簡単な質問に答えることで、自身のビタミンD欠乏リスクが分かるため、適切なサプリメントの使用促進にも役立つことが期待されるという。

 研究成果は、9月27日に国際学術誌「Public Health Nutrition」のオンライン速報版に掲載された。

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